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インドネシア・モーターショーリポート

 インドネシアの首都ジャカルタにおいて9月20日から30日にかけて「THE20th INDONESIA INTERNATIONAL MOTOR SHOW(インドネシア・インターナショナル・モーターショー/通称IIMS 2012)」が開催された。

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 昨年の開催では約30万人が足を運び、今年は35万人の来場を見込んでいるという。インドネシアは日本車がシェア90%を占める日本車天国の国。彼らを魅了する日本車はどのようなものなのか? その様子をレポートしよう。

■大昔から日本車が進出している日本車天国
 インドネシアについて多くの日本人は、「観光地のバリ島の国」もしくは「デビ夫人がいた国」程度の認識しかないだろう。しかし、日本の自動車メーカーにおけるインドネシアの位置づけは、一般の人とはまったく異なる。なぜならインドネシアは日本の自動車メーカーにとって北米や欧州などと同様に無くてはならない大切な販売地なのだ。

 自動車のマーケットとしてのインドネシアを見ると、数多くの魅力的なポイントがあることが分かる。まず、人口が2億4000万人もいること。もちろんアセアン地域でナンバー1の数だ。そして政治的なゴタゴタはあったけれど、1970年代から現在までおおむね安定的に経済成長を続けており、2000年代に入っても3〜5%の成長を堅持している。しかも、大統領の夫人に日本人(デビ夫人)を迎えることがあったように、日本への感情もわるくないという。

 そうした諸条件のよさもあり、日本の自動車メーカーは1970年代からインドネシアに進出。今ではトヨタ、日産、ホンダ、ダイハツ、スズキが現地に工場を構え、現地向けの車両を生産している。こうしてインドネシアは、町を走るクルマの9割以上が日本車という、日本車天国になったのだ。

 1人当たりの実質GDP(購買力平価ベース)が4094ドル(約32万円)のため、いわゆる庶民はなかなか自家用車を買えないが、それでも自営業者や役人などの高所得者も多く、街は渋滞が名物になるほどの数のクルマが走っている。それでも日本における「インドネシア=日本車」のイメージが薄いのは、インドネシアの自動車産業がインドネシア内需向けであることが理由かもしれない。そのため驚くほどの急成長を遂げた中国や「アジアのデトロイト」とでも呼ばれるような生産拠点化したタイのような注目を集めにくかったのだろう。

■庶民派と高級ブランドに分かれたブース配置
 「IIMS 2012」の会場は大きく4エリアに分かれている。一番大きなホールA〜Dは日本車と韓国・中国車、そしてフォードという庶民的なブランドがメインとなる。反対側のホールB〜Cは、その半分ほどのスペースでシボレー、フォルクスワーゲン、アウディ、メルセデスなどの欧米ブランドが並ぶ。こちらは日本で見ることのできるクルマが中心。ただし、TATAのブースがあるのが日本と違うところだ。

 会場の中央はオープンエリアとなっており、そこにはFUSOや日野、いすゞ、UD、FAW、メルセデスといったトラック/商用車のブースが並ぶ。中央の奥には、パーツやオーディオなどの現地ショップの小さなブースがぎっちりと詰まった別館のようなホールが控えている。スケール感で言えば、日本のビッグサイトくらいの印象だ。開催時間は朝10時から夜9時まで。朝の会場周辺はマシであったが、夕方はひどい渋滞が発生していた。

■コンパクトカー・ブームを期待した展示
 日本車の並ぶホールに入ると、最初に目に飛び込んでくるのがダイハツの新型車「AYLA(アイラ)」だ。このクルマはトヨタにも「AGYA(アギア)」の名前でOEM供給されると9月19日に発表されたばかり。「インドネシアにジャストフィットする、インドネシア発のインドネシアのためのクルマ」ということで、インドネシア現地法人も開発に参加するインドネシア生産/販売のクルマだ。この「IIMS 2012」がワールドプレミアとなった。

 ちなみにインドネシアの売れ筋は1億5000万〜3億ルピア(日本円で約150〜300万円)のMPV(多人数乗車)。コンパクトカーは、ホンダ「JAZZ(日本名・フィット)」やトヨタ「YARIS(日本名・ヴィッツ)」が販売されているが、どれも1億5000万〜2億ルピア(約150〜200万円)と高いこともあり、それほど数が出ていなかった。そのためインドネシア政府はLCGC(Low Cost Green Car)政策というコンパクトカー優遇を検討することになり、ダイハツの新型車は、それを見込んでの投入だった。また、ダイハツは発売前のAYLAをはじめ、4種4台のコンセプトカーも展示。今回のショーで最も意欲的な内容と言っていいだろう。

■MPV人気に支えられ「BIANTE」の注目が高い!
 ダイハツの向かいであり、会場入口すぐにマツダのブースがあった。こちらの展示会場のメイン提示スペースに鎮座するのは日本でも話題を集めたコンセプトカー「TAKERI」だ。しかし、その横に置かれており、来場者の注目をさらに集めるのが「BIANTE(ビアンテ)」。インドネシアのMPV人気を見たような気がした。

 ちなみに、「MS-5(日本名・ロードスター)」も展示されていたが人気はそれほどでもない。約6億ルピア(約600万円)という庶民には手の届かない価格が原因だろう。また日本にない車種として「MAZDA 2 SEDAN」が存在する。「デミオ」のセダン版で価格は2億2800万〜2億5000万円(約228〜250万円)という価格だ。

■スバルは「XV」、三菱は「ミラージュ」が展示の目玉
 スバルの展示の目玉はマレーシアで生産する新型「XV」だ。変な話だが、日本におけるXVの正式発表は9月25日。つまり、インドネシアでは日本に先駆けてのお披露目となったのだ。こちらの価格は3億3800万〜3億5900万ルピア(約338〜359万円)。現地で発売するスバル車は「Forester(フォレスター)」(約378万円〜)や「Legacy(レガシィ)」(約450万円〜)、「BRZ」(約628万円〜)、「WRX STI」(約655万円〜)など。そのため「XV」は現地のスバル車としては最も安いモデルとなるのだ。

 三菱の展示は、このショーがインドネシア・デビューとなった新型「MIRAGE(ミラージュ)」がメイン。なんとスペースの3分の1にズラリとMIRAGEを並べていたのだ。現地価格は1億3900万ルピア(約139万円)からであり、ライバルとなる日産「マーチ」(約143万円〜)やスズキ「SPLASH(スプラッシュ)」(約148万円)などよりも安く、現地メディアに聞いたところ「これくらい安ければ興味がある」と注目度は高いようだ。

■人気はMPVだが、ショーでは「GT-R」を正式導入!
 日産ブースの入口に置かれていたのが「GT-R」。今回のショーがインドネシアでの正式デビューであった。価格は22億ルピア(約2200万円)というから、当然、庶民には手の届かない存在だ。

 日産の展示の中心は売れ筋である「GLAND LIVINA(グランド・リビナ)」と「EVALIA(エバリア/日本名・NV200)」だ。どちらも3列シートのMPVであり、価格はGLAND LIVINAで1億6000万〜2億ルピア(160〜200万円)。こちらはオーテックバージョンも存在する。一方のEVALIAは1億4500万〜1億8500万ルピア(約145〜185万円)。

 現地日産スタッフによると「スタイリッシュなものを好む人がGLAND LIVINAを購入し、より機能性を重視する人がEVALIAを選ぶ」という。

■新型の小型MPV「ERTIGA(エルティガ)」がイチオシ
 スズキのブースの3分の1を占めたのが、今年に導入されたばかりのコンパクトMPV「ERTIGA(エルティガ)」だ。なんと、素のクルマだけでなく、カスタムバージョンを用意するなどの力の入れようであった。

 エンジンは1.4リッターの4気筒。トランスミッションは5速MTのみ。価格は1億4300万〜1億6500万ルピア(143〜165万円)であり、すでに販売されている1.5リッターのMPV「APS」よりも価格的に下の設定となる。

 ちなみに「SWIFT(スイフト)」の価格は1億6300万〜1億8000万ルピア(約163〜180万円)ということで、ERTIGAの上の存在。「SPLASH(スプラッシュ)」が1億4800万ルピア(約148万円)ということで、ERTIGAとほぼ同価格帯となる。

■安くて小さい「BRIO(ブリオ)」が話題の中心
 ホンダの展示スペースの半分は「JAZZ(日本名・フィット)」と、今年デビューしたばかりのコンパクトカー「BRIO(ブリオ)」に使われていた。

 お手頃価格のインドネシア専用MPVと比較して、日本市場と同型のコンパクトカーは、現地目線でいえば、どうしても割高感があった。しかし、その中でもJAZZ(2億ルピア前後/200万円前後)は健闘しているようで、街中でも数多く見ることのできた数少ないコンパクトカーだ。しかも新型のBRIOは、より安い1億5000万ルピア(約150万円)という価格設定であり、ホンダの期待の大きさを感じ取ることができた。

■MPVやコンパクトカーなどインドネシアの人気車がズラリ
 インドネシアでナンバー1のシェアを誇るトヨタ。そのため展示スペースの来場者の混雑度もナンバー1であった。

 展示は「YARIS(ヤリス・日本名ヴィッツ)」のレーシングバージョンや「86」「プリウスPHV」など、日本人から見れば見慣れたものが多いけれど、それらの人気はもうひとつのように見える。まだ、モータースポーツやカスタム、次世代エネルギーへの関心が薄いのだろう。

 また、日本から輸入するであろう「86」は6億ルピア前後(約600万円前後)という価格もあり、庶民には現実味が持ちづらいのかもしれない。

 それよりもトヨタで人だかりができていたのはベストセラーカーであるMPVの「KIJANG(キジャン)」や「AVANZA(アバンザ)」、そして新型コンパクトカー「AGYA(アギア)」だ。

 特にアジア専門車として生まれインドネシアに3列シートのMPVブームを生み出したKIJANGは2リッターと2.5リッターエンジンを搭載して2〜3億ルピア(約200〜300万円)という価格でありながらも、街中で非常に多く見ることのできたクルマのひとつ。また、その下の1.3〜1.5リッターエンジンのAVANZAも、本当にたくさん見ることができた。また、KIJANとフレームを共有する大型SUV「FORTUNER(フォーチュナー)」もアジア独特の存在だ。見た目は「ランドクルーザー」に似ているが、価格は半値ほどということでインドネシアでも高い人気を誇っているという。

■価格だけでなくスタイリッシュさで勝負する韓国車
 日本メーカーの間に挟まれるかのように存在したのが、韓国のヒュンダイとKIA(キア)、そして中国のGEELY(ジーリー)だ。どのメーカーも、それぞれコンパクトカーを持ち込んできており、その価格は日本車を下回る設定としていた。ヒュンダイなら「Avega」(1億2295万ルピア/約123万円〜)、KIA「PICANTO」(1億3150万ルピア/約131
5000円)、GEELY「PANDA」(9800万ルピア/約98万円)といったところだ。

 プレスルームにいた現地メディアの人に話を聞いたところ、「安いだけではダメ。中国ブランドは信用できない。ただし、韓国車は格好よいから買う人もいるはず。そこで問題がなければ、次も韓国車になるだろう」という。韓国車がスタイリッシュだという意見は、あちこちで聞こえてきたが、インドネシアの地も同じであった。韓国メーカーは侮れない存在と見ていいだろう。

■初めて手にするコンパクトカーは、どのクルマがよいのか?
 モーターショーを見て歩いて気づいたのは、来場者が注目するのはMPVとコンパクトカーの2種類のクルマであったこと。そして面白いのは、展示車を説明しているのはディーラーの販売員だ。そのためクルマの価格をたずねると、ディーラーの連絡先の入ったプリントを渡される。つまり、ショーではあるのだが実際に購入するクルマを検討する場になっているのだろう。それだけ見る方も真剣というわけだ。物見遊山的ではないだけ、高額すぎたりする日本からの輸入スポーツカーや次世代ハイブリッドカーなどには興味が湧かないのだろう。

 そうした現地の人にとって、数多く出展された低価格のコンパクトカーは、「ようやく現れた、手の届く価格のクルマ。初めて買えるクルマ」なのかもしれない。ジャカルタの人々を満足させるコンパクトカーはいったいどのようなクルマなのか? 満を持して投入したトヨタ/ダイハツなのか? それともホンダ? はたまた韓国車? ここで行われるコンパクトカーの覇権争いは、これから発展するエリアのよい試金石になるのかもしれない。ぜひとも注目したい戦いだ。撮影:鈴木ケンイチ/大田中秀一
取材協力:大田中秀一


【Car Watch,鈴木ケンイチ】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000022-impress-ind
※この記事の著作権は配信元に帰属します。



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